(画像はこちらからお借りしました。)
2020年4月8日にテレビ東京・水バラで「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅3
富岡製糸場~松本城が放送されました。タビリスよりも早く放送当日にアップしました。
今回は、群馬県富岡市の富岡製糸場から長野県松本市の松本城までの移動です。途中2か所のチェックポイントを通りながら路線バス(太川さんチーム)と鉄道(村井さんチーム)のどちらが早く移動できるかを競います。なお、両チームともタクシーを1万円だけ使うことが許されています。
メンバーは次の通り
バスチーム | 太川陽介、中川祥子(しょこたん)、村上健志(フルポン) |
鉄道チーム | 村井美樹、ゆきぽよ、あらぽん(ANZEN漫才) |
今回設定されたチェックポイントは長野県軽井沢町の八風温泉と長野県青木村の田沢温泉。八風温泉も田沢温泉とも少なくとも鉄道は走っておりませんから、タクシーはこの辺りで使うことになりますね。
チェックポイントのおさらい
スタート:富岡製糸場
〒370-2316 群馬県富岡市富岡1−1
最寄駅:上信線上州富岡駅 徒歩11分
最寄バス停:製糸場・郵便局前 徒歩3分
チェックポイント1:八風温泉
〒389-0113 長野県北佐久郡軽井沢町大字発地864−4 ルグラン軽井沢ホテル&リゾート内
最寄駅:軽井沢駅より8.3km、中軽井沢駅より7.1km、下仁田駅より28.2km
最寄バス停:馬取から1km程度(自由乗降区間)
チェックポイント2:田沢温泉
〒386-1601 長野県小県郡青木村大字田沢2700
最寄駅:別所温泉駅より8.6km、上田原駅より11.2km、上田駅より14km、聖高原駅より16.3km
最寄りバス停:上田駅~青木バスターミナルの路線あり。青木バスターミナルから2.5km、この区間にコミュニティバスあり。
ゴール:松本城
〒390-0873 長野県松本市丸の内4−1
最寄駅:松本駅・北松本駅から10分~20分程度
最寄バス停:松本城・市役所前
番組で通ったルート
鉄道チーム | チェックポイント | バスチーム |
10:06(上州富岡駅発) | 富岡製糸場 | 10:31(信金前バス停発) |
上信電鉄:上州富岡~高崎 信越本線:高崎~横川 徒歩3km:横川~峠の湯 タクシー:峠の湯~旧道の峠 徒歩2km:旧道の峠~軽井沢 徒歩8km:軽井沢~八風温泉 | ↓ | バス:信金前~妙義神社 徒歩7km:妙義神社~横川 バス:横川~軽井沢 バス:軽井沢~八風温泉 |
18:00着 | 八風温泉 | 15:40頃着/17:12バス乗車 |
タクシー:八風温泉~中軽井沢市街 徒歩1m:市街~ホテル | ↓ | バス:八風温泉~中軽井沢 バス:中軽井沢~追分入口 タクシー&徒歩1km:追分入口~小諸 バス:小諸~上田 |
中軽井沢:マリオットホテル | 宿泊 | 上田:東横イン |
徒歩2km:ホテル~信濃追分 しなの鉄道:信濃追分~上田 徒歩1km:上田~城下 上田電鉄:城下~別所温泉 徒歩8km:別所温泉~田沢温泉 | ↓ | バス:上田~青木BT バス:青木BT~田沢温泉 ※BT:バスターミナル |
11:10着/ | 田沢温泉 | 10:00着/10:25発 |
タクシー:田沢温泉~修那羅峠 徒歩12km:修那羅峠~聖高原 篠ノ井線:聖高原~松本 徒歩1km:松本~松本城 | ↓ | 徒歩2km:田沢温泉入口~青木BT バス:青木BT~上田 バス:上田~鹿教湯車庫 タクシー:鹿教湯車庫~小日向橋 バス:小日向橋~上馬出し 徒歩1km:上馬出し~松本城 |
16:45着 | 松本城 | 16:15着 |
ということで、今回はバスチームの初勝利でした。
実は、バスチームは鹿教湯温泉から5160円もの大金を使ってタクシーに乗るという選択をしたものの、結局バスで移動したのと変わらないという大失敗をしています。
それでは両チームともどのようなコース選定をすれば良かったのでしょうか。
鉄道チームはこのような重要局面がありました。
- 富岡から下仁田を経由し八風温泉を目指す
- 田沢温泉から、別所温泉までタクシーで戻り、上田、篠ノ井経由で松本を目指す
一方、バスチームはタクシーの大失敗以外、かなり効率的に移動できているように思えます。強いて言うならば、タクシーをどう使うべきであったかが気になるところでしょう。
他の移動ルートを検証してみましょう
【鉄道チーム】
1.下仁田からタクシーで八風温泉を目指す場合、約9140円の料金とのことです。ギリギリ着くことはできるのですが、その先もうタクシーに乗れなくなりますから、なかなか取れない戦略でしょう。でも、下仁田からの山越えを峠の頂きまでの21kmのみタクシーで移動し、下り坂を7km歩く。この場合は7300円なのですが、この作戦はあるのではないでしょうか。もう少し詳しく検証していきましょう。
下仁田ルートの場合、上州富岡→下仁田(10:05→10:29)で、そこからタクシーで21km。概ね11:00に峠の頂に着きます。そこからチェックポイントの八風温泉までは7km下ることなります。だいたい12:30~13:00頃には到着可能でしょう。
そのあと、中軽井沢駅までは7kmありますが、ここはさすがにタクシーは使えないと思いますので、また歩くとしても15:00に中軽井沢駅に着けることになります。
そうしますと、中軽井沢→上田(しなの鉄道15:13→15:48)、上田→城下(徒歩16:10着)、城下→別所温泉(上田電鉄16:35→17:02)と移動できます。
チェックポイントである「田沢温泉ますや旅館」は10時~20時の営業時間のようですので、本番ルートと同じく別所温泉から歩くことにすれば、ギリギリではありますが営業時間内に田沢温泉にたどり着くことができます。番組では寄り道を含めて約2時間40分で歩けていますので。
入浴後はタクシーで別所温泉を目指すのですが、その場合は3650円。残金(およそ2700円)で行けるところまで行くことにして、残りを歩けば別所温泉発城下行の終電22:08には十分間に合います。あるい太川さんたちのように青木バスターミナルまで25分歩き、そこから別所温泉駅までタクシーに乗ると丁度2700円くらいになるようですので、そのほうが歩きが楽になるでしょう。終電の一本前の21:29にも多分間に合いますね。
こうして1日目に二つのチェックポイントをクリアして、上田に宿泊することができるのです。
二日目は上田駅を始発で出発すると、上田→篠ノ井(しなの鉄道5:37→6:06)、篠ノ井→松本(篠ノ井線6:44→7:53)となんと、8時前に松本駅に着けてしまうので、松本城には8:30前に到着できてしまうのです。
現実的に、1日目の午前中にタクシーを7300円も使う戦略を取るのは難しかったと思うのですが、こうしていれば圧勝できていたのでしょう。
2.もう一つのたらればを検証します。番組の通りのルートで11:10に田沢温泉に着いた後、タクシーで別所温泉を目指し(この場合も途中から歩きです)、あとは上田~篠ノ井~松本と鉄路で移動するとどうなるか。
11:40にタクシーに乗り、最後を歩いた場合、別所温泉発12:19には間に合いません。
その次は13:04、13:49と電車がありますが、13:49ですと城下に14:16に着きますので、上田→篠ノ井(14:44→15:14)。篠ノ井→松本(15:20→16:25)となり、敗北したのと同じ結果になります。
13:04に間に合った場合はどうでしょうか?この場合、別所温泉→城下(13:04→13:31)、上田→篠ノ井(14:06→14:36)ですが、篠ノ井駅で乗り換えられる電車は15:20までなく、やはり同じ結果になるのです。
そうすると、初日に下仁田からタクシーを使うというのが唯一の正解だったと思いますね。
【バスチーム】
一転してバスチームは、ほとんど無駄のない移動ができています。
といいますか、普段のバス旅であれば正解と言って良いルートで移動されています。
事実、先日放送されたバス旅Zの大宮→黒部編で、横川から松本へ移動したルートは今回のルートとほとんど同一で、この区間を
- 横川駅までは徒歩
- 横川から軽井沢まではバス
- 軽井沢~中軽井沢~追分のバス
- (徒歩かタクシーか)
- 岩村田~佐久平~小諸~上田のバス
- 上田~鹿教湯温泉のバス
- 鹿教湯温泉~松本のバス
と移動しています。今回は、ここに2つのチェックポイントを絡めるだけなのです。
となりますと、気になるのは、どこでタクシーを使うのが良かったのか?に集約されると思います。
太川さんは、追分~小諸と鹿教湯温泉~松本の一部区間にタクシーを使われました。一方、妙義神社から横川は歩きですね。
ここで、一つ情報を。上田~鹿教湯温泉(鹿教湯車庫)~松本(上馬出し)の間の移動ですが、上田→鹿教湯車庫間には1日に7本のバスが走ってはいますが、10:25に田沢温泉を発車した以上、時間的に合うものは実は1本しかありません。13:12→14:29です。また、鹿教湯車庫→上馬出しは1日に2本(11:06→11:44、15:24→16:02)しかないのです。
番組では、13:12→14:29の移動のあと、タクシーで松本を目指しましたが、田沢温泉から鹿教湯温泉までタクシーで行けなかったのでしょうか?検証してみましょう。
この移動は34分、5830円。実際は、フルポン村上のホテルの鍵問題があったので不可能でしたし、金額的にも670円足りないので無理なのですが、もし5830円以上残っていたら、この区間をタクシーで移動すれば、11:06発のバスに乗れ、バス旅チームも午前中に松本城に着ける可能性があったのです。
では、どこかであと670円捻出できたでしょうか。その回答は追分入口→小諸の移動にあると思います。番組ではここに4740円かけています。この移動を、小諸でなく岩村田にしていれば、500円ほど安くできるのです。あと170円足りませんので正解とは言えないかもしれませんが、可能性として、タクシーの行き先を変更していれば、達成できていた可能性は十分にあるのです。
他の可能性も検討してみたのですが、青木バスターミナルへは上田駅に行くバスしか走っておらず、また田沢温泉→聖高原駅がタクシーで6250円かかってしまうことを考えると、他のルートは難しそうです。(もし、見つかればまた記事にしてみます)
ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅5の鉄道チームの勝つ方法がありました。
▽1日目
五稜郭公園前電停10:09→10:26函館駅前電停→函館朝市*→函館駅12:31→13:17赤井川→徒歩3km→函館大沼プリンスホテル「そらの家」*→徒歩3km→赤井川駅18:26→20:10長万部駅
▽2日目
長万部駅05:36→06:16洞爺駅→徒歩10.1km→09:30頃レークヒルファーム*10:50頃→タクシー11.6km、3,590円→11:06頃洞爺駅11:25→12:10東室蘭駅13:23→14:28苫小牧駅14:53→16:22手稲駅16:25→16:47小樽駅16:52→17:16余市駅→徒歩1km→うに乃世壱屋*17:50頃→タクシー18.9km、5,930円→18:20頃小樽天狗山ロープウエイ
これなら、大雨で列車遅れを避けることが可能です。
番組ではニセコ方面に行ったが大雨で列車遅れで敗北でした。
ありがとうございます。参考になります。
やはりあの区間は列車本数の少ない山線(函館本線)より、海線(室蘭本線)を利用したほうが確実なのでしょうね。
それにタクシーの使い方もミスでした。
函館大沼プリンスホテル「そらの家」から大沼駅までタクシーを使ってしまったのがミスでした。タビリスさんのページには一部間違えています。ニセコ方面は列車遅れがなかったら鉄道チームの勝利でした。
タビリスさんは東室蘭方面と長万部方面がダメだと思っています。
東室蘭の場合、うに乃世壱屋のミッション後余市駅に戻らないで17:50頃、タクシーで天狗山に直行すれば18:20頃に着いて勝てます。
なるほど…
この回はさっと見てしまったので、細かな検証をしていなかったのですが、大変参考になります。
私も、時間を見つけて検証してみたくなってきました!
函館大沼プリンスホテル「そらの家」から大沼駅までタクシーを使わないのが正解でした。
東室蘭方面が正解でした。
長万部方面とニセコ方面は不正解でした。
長万部方面はうに乃世壱屋のミッションが出来ず余市駅で終了となります。
ニセコ方面は番組通りに列車遅れで小樽駅で終了となりました。
バスチームが札幌まで行っていたらバスかタクシーでゴールから帰って来た軍曹らに止められて小樽駅前20:25→20:41天狗山のバスに乗れずに小樽駅前で終了となります。
タビリスさんのページには一部間違えています。
第6弾ではバスチームの勝利ルートが見つかりません。
鉄道チームが初日タクシーを使わなかったことでバスチームが勝つのが難しいです。
ありがとうございます。ルート探索は楽しいですよね。
第6弾は松本城~高田城の回ですね。さらっとみていましたが、パンクブーブー黒瀬にイラッとしたのを覚えています。
3/24に第6弾の再放送(?)に相当するスペシャル番組があるようですので、見てみようと思います。
タビリスさんのTwitterに「第5弾での鉄道チームの勝つ方法を見つけました。」と伝えるようにお願いします。
うに乃世壱屋のタイムミリットがあって17:00までについていないと失格です。大雨で列車遅れで鉄道チームはニセコ駅でロケうち切りとなり終了となります。バスチームはゴールするまでロケを続けます。その結果はバスチームの勝利に決まりです。
ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅5
バスチームは大川十字街17:36→18:15小樽駅前のバスを乗り遅れても、大川十字街17:53→18:31小樽駅前のバスでも勝利でした。
大川十字街17:53→18:31小樽駅前18:35→18:55天狗山
勝敗が変わりません。
タビリスさんのメールアドレスはこれです。
info@tabiris.com
「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅5での鉄道チームの勝つ方法を見つけました。」と伝えるようにお願いします。
村上さんが余計でした。ホテルのカギを返し忘れが出ました。
他には体調不良(内山・岩橋等)・ズボン破れ(有輝)・卵割(牧野)・怪我(黒瀬)・魚嫌い(王林)などがありました。