Kyashというクレジットカードをご存知でしょうか。
正確には、クレジットカードでなく事前にチャージして使うプリペイドカードです。このカードを私も使っているのすが、これが実にお得なカードなのです。
Kyashについて
簡単にKyashについて説明しておきましょう。
KyashはVISAのクレジットカードのように使えるプリペイドカードです。少しばかり制約があるのですが、基本的にお店にはVISAのクレジットカードですと言って支払えば普通に使えます。プリペイドカードですので、事前に入金をしておいて、その入金範囲内で決済します。
入金方法
オススメは、ポイントの付くクレジットカードです。例えば、楽天カードですと利用額の1%相当の楽天ポイントがもらえますよね。このポイントはKyashへのチャージでもちゃんと付くんです。クレジットカードからの入金の場合、アプリにクレジットカードを登録して行います。
その他、セブン銀行ATM、コンビニ(ファミマ・ローソン)のレジ、銀行ATMのペイジーからも入金できます。ただ、これらの方法ではチャージのポイントが発生しないのでオススメしません。
Kyashのカードの種類
Kyashには2020年1月時点で、バーチャルカードとリアルカードの2種類があります。
バーチャルカードは文字通り、実体のないカードでカード番号のみ発行されます。ネット通販専用のカードだと思って良いです。利用上限や還元率がリアルカードより低く抑えられていますので、リアルカードに対するメリットは皆無で、強いて言えば、申込み後即発行されることくらいです。どうしてもプラスチックのカードを持ちたくないという方以外にはオススメしません。
リアルカードはVISAクレジットカードとして街中でもネットでも利用可能なカードです。青い色のカードで、名前欄にはKYASH MEMBERとのみ書かれています。裏面には次自分の名前を記入してください。
Kyash利用時の制約について
1.利用上限
Kyashには次のようなやや厳し目の利用上限が設定されています。
リアルカード | バーチャルカード | |
1回の上限 | 5万円 | 3万円 |
1日(24時間)の上限 | 5万円 | 3万円 |
1ヶ月の上限 | 12万円 | 12万円 |
そのため、例えば60型の液晶テレビ(仮に10万円とします)を購入することはできません。また、3万円のものを1日以内に2個買うこともできません。
また、それ以上に月額12万円の制限が意外と厳しかったりします。Kyashはお得なので、ついついKyashで払いたくなってしまうので、この上限にかかることもよくあります。
2.使えない店舗
Kyashは一部で使えないお店が存在します。
Kyashの公式ヘルプにまとめられておりますが、特に気になるのは月額払い、ガソリンスタンド、航空券購入、ホテル、レンタカー、電子マネーのチャージ、公共料金、ネット利用料あたりの支払いに使えない点は注意が必要です。
また、海外の実店舗もだめです。
細かいところでは、3Dセキュアとよばれる本人認証が必要なネット通販でも利用もできません。
知ってはいたのですが、これまでにホテルのレストランで使おうとしてダメだったり、台北のレストランで使おうとしてダメだったりとついやらかしてしまうこともあります。
Kyashの素晴らしいところ
- チャージでポイントが貯まる上に、利用でポイントを貯めることができる。
- アプリの出来がよく、利用履歴、残高、チャージ等がわかりやすい
先に制限を書いてしまったので、面倒なカードだと思われたかもしれませんが、KyashはVISAカードとして利用するととてもお得なカードなのです。リアルカードの場合金額の1%が、バーチャルカードでも0.5%がキャッシュバックで返ってきます。2019年9月までは2%だったのが改悪されてしまいましたが、それでもまだ1%返ってきます。なお、2%当時は、月末締めの翌月キャッシュバックだったのですが、1%になった時に翌日キャッシュバックされるようになりました。
前述の通り、チャージしたクレジットカードにもポイントが付くので、(そちらのカードが1%還元であれば)合計で2%得できることになります。
Kyashはスマートフォンのアプリで様々な管理を行いますが、このアプリの出来がなかなか良く、利用状況も把握もしやすいですし、何よりもカードを使うとすぐに通知が飛んできて利用状況が更新されるのが良いです。
そして、今春新たなカードが登場。既存のカードはまた改悪…
ここまで、2020年1月時点のKyashカードについて説明してきました。
Kyashカードは今春、大きな変化が訪れます。これまでのリアルカードはKyash Cad Liteと名を改め、上位に新カードKyash Cardが登場します。正式な登場時期はまだ案内されておりませんが、このタイミングでリアルカードの還元率がまた改悪されて0.5%に下げられる模様ですね。公式ページの説明によりますとこのようになるようです。
新カード | 現リアルカード | 現バーチャルカード | |
1回の上限 | 30万円 | 5万円 | 3万円 |
1ヶ月の上限 | 100万円 | 12万円 | 12万円 |
キャッシュバック | 1% | 0.5%(改悪) | 0.5% |
発行手数料 | 900円 | 300円(改悪) | 0円 |
ICチップ/Visaタッチ | ○ | ー | ー |
海外店舗 | ○ | ー | ー |
新カードの肝は、キャッシュバック1%であることと、ICチップ対応、海外利用ですね。
還元に関しては少し注意が必要で、月12万円以上利用した場合でも、キャッシュバックは12万円分の1%、すなわち1200円を月額上限とされているようです。
900円という発行手数料が発生してしまいますがそれでも、現リアルカードを持ち続けるよりメリットが大きく、私は新カードを申し込もうと思っています。
“ちょっと得するクレジットカードKyash。まもなく新型も登場予定!” への2件の返信