後援会に入っている鳴戸部屋から、令和二年五月場所(夏場所)の番付表が送られてきました。
夏場所は、当初予定されていた5月10日からの開催をあきらめ、2週間あとの5月24日からの開催を目指して調整が進んでおります。
もっとも、新型コロナウイルスに伴う、緊急事態宣言が発令されている最中、このスケジュールで開催ができるかというと、なかなか難しそうであり、再延期や中止となる可能性は否めません。
実際、高田川部屋では、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)と十両の白鷹山(はくようざん)の感染が発表されております。無観客で行われた三月場所の際には、一人でもPCR検査陽性の力士が出た場合は中止するとしていたので、五月場所がどうなるかはなんとも言えません。
余談ながら、高田川部屋のお二人の幕内力士「竜電」関と「輝」関には、昨年の鳴戸部屋新築記念パーティーの会場で握手していただき、写真撮影にも応じていただけました。特に、竜電関が優しいお方で、会場にいたお子様たち一人一人に丁寧に接しようとされていたこと印象に残っています。
さて、番付の話に戻りましょう。
先場所は大関が貴景勝一人ということで、鶴竜が38年ぶりの横綱大関になっていましたが、場所後朝乃山が大関昇進となり、西大関の地位に。結局のところ、横綱大関は一場所で終了となりました。
(良くない話をたらればで語るのもなんですが、今場所カド番の貴景勝が負け越したりすると、また横綱大関復活となってしまいますが)
今場所の注目は、この新大関朝乃山と、ついに幕尻まで帰ってきた照ノ富士ではないでしょうか。
元大関照ノ富士は、怪我による休場で、実質10場所連続の負け越し。番付を大関から序二段48枚目まで落とします。そこから復帰し7場所連続勝ち越し(この間、55勝10敗)という驚異的な成績でついに幕内に復帰です。
そもそも、大関経験者が幕下に落ちるのが初めてであり、三役以上(小結以上)の経験者が序二段に落ちるもの初めてという中から、不屈の精神と努力でここまで戻してきました。
今場所の活躍に期待ですね。
ふと、日本相撲協会の番付表を見ていて発見が・・・
鳴戸親方(元大関琴欧洲)が現役時代に所属した佐渡ヶ嶽部屋には5人の幕内力士がいますが、全員がこの位置に。
そして、元大関経験者がここに3人も(照ノ富士、琴奨菊、高安)。この少し上には栃ノ心も。
幕尻のこの位置は、勝ち越すか否か、そして負け越しても7勝するか6勝以下かが来場所の番付に大きな意味を持ちます。
夏場所がどのような形となるかはまだまだわかりませんが、開催された暁には、皆さん何とか、頑張ってほしいものです。