夜の雰囲気と泉質は日本一!世界遺産の温泉・温泉津温泉はとてもフォトジェニックでした。

島根県の世界遺産「石見銀山」のすぐ近くにとても素敵な温泉があります。

Iwami Ginzan which was registered as a World Heritage site in 2007 is famous tourist attraction in Shimane. But not only Iwami Ginzan, Yunotu Onsen spa is attractive onsen spot to visit. Specially night time, it is so photogenic.

温泉津温泉。こう書いて、おんせんつではなく”ゆのつ”おんせんと読みます。

この温泉、温泉街ではなくまさに温泉!このお湯に浸かるためだけに島根県に旅行する価値があります。

島根県には玉造温泉という人気温泉があります。玉造温泉と比べて温泉津温泉は訪れる方も少ないようですが、その泉質は日本一ではないかと思うほどでした。山陰の山中の秘湯の雰囲気が漂っています。

Tamatukuri Onsan is so famous in Shimane. But Yunotsu Onsen atmosphere is so romantic and spring quality is the best in Japan.

令和の世の中にあって、昭和にタイムスリップするような感じ(平成どこ行った!?)。

とてもフォトジェニックな街です。

温泉の紹介

温泉津温泉には二か所の外湯があります。元湯温泉と薬師湯。両温泉は隣接していて1分もかからずに移動できます。しかし、この距離にありながら二つの温泉の源泉は異なっており、温度も異なります。

Yunotsu Onsan has two spring. Motoyu Onsen and Yakushi-yu.

These two onsen only one minute on foot. but this spring has each original water quality.

元湯温泉 Motoyu Onsen

黄色い壁の小さ目の温泉が元湯温泉です。

中には、ものすごく熱いお湯と、それなりに熱いお湯のお風呂が。
あと少しだけぬるめのもあったかな…

源泉は48.1度。それを適当に水でうめて42度~46度くらいに冷ましています。

ものすごく熱いのには、足先をつけるのがやっとでした。

また、洗い場などはありません。体や頭を洗うことはできなくはないのですが、ちょっと浮きますので、元湯温泉ではお湯につかることのみを目的としたほうが良さそうです。

Motoyu Onsen spa temperature is so hot. only small space for washing. So main purpose of Motoyu Onsan is just enjoying taking bath.

温泉の泉質はナトリウム・塩化物温泉で、ミネラルを豊富に含んでいます。

薬師湯 Yakushi-yu

大正時代にタイムスリップをしたかのような薬師湯。

こちらのお湯もなかなか素晴らしいのですが、浴場のインパクトでは元湯温泉に負けているかな。薬師湯のほうが普通の銭湯に近いところがあるだけなのですけどね。

薬師湯の魅力は、建物そのものにあります。

お風呂で暖まったあとは、ぜひ2階に上り、雰囲気の良い休憩処で寛ぎ、薬師湯の調度品の凄さを堪能してください。

無料でコーヒーも飲めますし、屋上に出ることもできますよ。

おまけ

温泉津温泉の最寄り駅はJR山陰線の温泉津駅。

この駅は、JR西日本が誇る豪華列車トワイライトエクスプレス瑞風が列車の行き違いのために五分間停車(客扱いなし)するのです。

その5分間を使って、温泉津の地元の方たちが乗客向けにおもてなしをされるのがニュースになりましたね。

温泉津駅は御覧のような小さな駅です。

この時、ホームには間もなく発車する汽車が。まるで銀河鉄道のようでした。

能勢町の山空海温泉に行ってみた。大阪府にこんな鄙びた天然温泉があるなんて!

(2020年3月2日補足)
下記記事を2020年2月24日に投稿したところ、2020年3月15日号のBRUTUS「大阪の正解」の39ページにこちらの温泉のことが書かれていました。タイムリーでしたね!

大阪の北のはずれ、豊能郡(豊能町、能勢町)にはいくつか温泉があります。

能勢町内の能勢温泉や、能勢町の少し先になりますがるり渓温泉などはきれいな建物で鉄道と送迎バスでたどりつけたりと何かと便利な温泉です。

しかし、今回ご紹介する山空海温泉はそれらとは一線を画し、車でないとたどり着けない上に、そもそも失礼ながら質素なつくり。でも、「あっ、こういうの良いかも」と思わせてくれる温泉でした。

所在地は

〒563-0123 大阪府豊能郡能勢町下田尻801

にあります。

大阪方面から来られる場合は、国道173号線を北上し、一庫ダムから県道に入るルートが良さそうですね。そのほか、黒川や野間方面からも道路が通っています。

一庫ダムからの県道を北上していると、このような建物が見えてきます。よく見ると屋根には赤い温泉マークがありますね。

駐車場の入口はちょっとわかりにくいです。先ほどの建物を行き過ぎて少し行くと、このような小さな看板が。道路が狭くて少し怖いですが、駐車場自体はそこそこ広いです。

この駐車場から温泉まではおよそ200m。川沿いを歩いていきます。やがて、いくつかの建物群が。料金表も貼られています。

ここが温泉への待合となっています。オーナーのおじさんに料金を払いましょう。

なお、温泉がそんなに広くないので、満員の場合、ここで待ちます。

こちらが温泉の建物です。屋根に赤い温泉マークがあった建物ですね。

中の様子は撮影できていないのですが、湯舟が二つ。硫黄泉かけ流しのお湯は、適温のお風呂とぬるめのお風呂があります。また、それらとは別に水風呂も。こちらも温泉です。

冷たい温泉に長々と入るのも気持ち良いですよね。

湯舟から北摂の里山のこんなのどかな景色を眺めながらのんびりと過ごせます。

こちら要予約のようですが、プレハブ住居への宿泊も可能なようです。

以前紹介した妙見山から割と近く、ケーブル黒川駅から車で10分、妙見山頂からですと20分かからない場所ですので、妙見山観光のついでに立ち寄ってみるのも良いかと思います。