勝海舟ゆかりの能勢妙見山ってどんなところ?初詣に行ってきたら、なかなか面白かったかも!

墨田区内を走る東京都バス02系統。

錦糸町と大塚間を結ぶバスですが、これに乗っていますと、石原四丁目バス停で「勝海舟ゆかりの能勢妙見山東京別院…」というガイドCMが流れます。

この能勢妙見山の東京別院は大阪府豊能郡能勢町にある日蓮宗の霊場能勢妙見山の別院となります。それでは本院の能勢妙見山とはどのようなところなのでしょうか。

この度、お正月に能勢妙見山に初詣に行ってまいりましたので、まとめてみます。

能勢妙見山について

能勢妙見山は行基が開いたとされる1200年もの歴史ある日蓮宗霊場です。

開運・芸能を司る北極星の神様「妙見大菩薩」が祀られており、天気に恵まれますと大阪平野や遠く大阪湾まで一望できる眺望の山でもあります。

古くから多くの参拝客を集める信仰の山であり、能勢妙見山への参拝客輸送のために能勢電鉄が設立されたほどでした。

上方落語(関西の落語)に不精の代参という演目があり、能勢の妙見さんに無精者がお参りに行くお話だそうです。落語の演目になるくらい有名な寺院ということなのでしょう。

妙見山へ行ってみよう
(1) 妙見口駅まで

妙見山は能勢電鉄の妙見口駅を利用するのがお勧めの行き方です。

以前は、京都駅などから山頂への直通バスがあったのですが、2020年時点では全て廃止・運休となっているようです。

能勢電鉄へは阪急宝塚本線の川西能勢口駅で乗り換えます。

川西能勢口駅から終点の妙見口駅までを妙見線が結んでいますが、途中の山下駅から日生中央駅を結ぶ日生線という支線があります。
川西能勢口駅から妙見口駅と日生中央駅へはほぼ交互に日中10分間隔で電車が出ています。

妙見口駅行きでなく日生中央駅行きに乗った場合でも山下駅で山下と妙見口の間を往復している別の電車に乗り換えることができますので、どちらの行き先の電車に乗っても大丈夫です。

妙見口駅からは、ケーブルカーおよびリフトを使うか、ハイキングがてら徒歩で登るかになります。

妙見山へ行ってみよう
(2)妙見口駅から妙見山山頂まで

妙見山へのルート

妙見口駅前の豊能町観光案内所にあった案内板です。

妙見口駅から山頂へはケーブルカーとリフトを利用するか、登山ルートを徒歩で歩くかとなります。

妙見山は大阪北部では手頃なハイキングコースとしても有名で多くのハイカーが徒歩で登られています。

ケーブルカーとリフトを利用する場合

妙見口駅からケーブルカーの黒川駅までは、徒歩か阪急バスを利用することになります。

徒歩ならば20分ほどで黒川駅に着きますが、道中がずっと上り坂なので足腰に自信の無い方はバスのほうが良いかもしれません。

道中はなかなか趣のある里山ですので、徒歩も楽しいですよ。

黒川駅からはケーブルカーとリフトで山頂へ。ケーブルとリフトは事前に往復分購入しますと往復割引となり1,300円です。

なお、ケーブルカーからリフトに乗り換える際、いろは坂という急坂があり、この間は迂回することができません。足腰の弱い方はここは十分に配慮してください。

登山ルートを歩く場合

上の案内板の通り(1)大堂越コース (3)上杉尾根コース (4)初谷渓谷コース (5)天台山・光明山コースのコースがあります。

ん?(2)が飛んでいますね。実は旧参道でもある最もポピュラーな新滝道コースが2016年の台風16号の影響で崩落しており今も通れないのです。

私は、その新滝道コースと上杉尾根コース、初谷渓谷コースを何度か通っておりますが、旧参道の遺構の残るコース、尾根から見える景色の美しいコース、川沿いを進むコースとそれぞれに特徴があり面白いです。

今回、私はケーブルカーとリフトで登っておりますので、登山ルートに関してはまたいつかの機会に。なお登山ルートに関してこちらの能勢電鉄のWebサイトに詳しくまとまっていますので参考にしてください。

妙見山頂

リストを降りてから10分ほどで大きな鳥居に到着します。

こちらには屋台がでていて正月ですとご覧のような賑わいを見せています。

その先をしばらく行くと階段があり登り切ると不思議な建物が。信徒会館「星嶺」だそうです。北極星信仰の寺院らしく星形をなしています。通常、一般参詣者の方は入館できないのですが、毎月15日の月例法要と第三日曜日のミニコンサートの時のみ入館できるそうなのでご興味ある方は検討してください。

星嶺のすぐ先には本堂があります。せっかくここまで来たのですからお参りして参りましょう。

なお、妙見山頂は周回できるようになっておりますので、本堂から引き換えさずそのまま先へ進むと鳥居の所まで戻ってくることができますよ。混雑時はこのルートがお勧めです。

妙見山観光

少し長くなってしまいましたので、妙見山の観光についてはこちらの記事に別途まとめることにします。

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